『狐面の月』の続編は書けませんでした

主題の通り、『狐面の月』の続編である『続・狐面の月』が書けないことがわかったので、お知らせいたします。あとがきにも宣伝ツイートにも『書くかもね! いや書くね!』みたいなことを書いておきながら書けず、申し訳ありませんでした。衝動的に行動する見通しの甘さが招いた結果です。

では、これを判断するに至った理由を説明します。
まず、中学生から高校生までという長期間に及ぶ主人公とヒロインの心の移ろいを、たった2話で描き出すというのは無理がありました。初期の計画だとダイジェスト形式にして10,000文字に収めるはずだったんですが、それだと恋愛の風味が薄くなって『なんで書いたんだこれ』となりかねない可能性があったんです。約5年間の恋愛感情の変遷を10,000文字前後で書く技術は、今の自分にはありませんでした。
あと最大の理由として、『脱稿当時のテンションが維持できなくなったから』っていうのがあるんですよね。『「狐面の月」大好きヤッター!』ってテンションじゃなくなったので、書く気力がなくなったと。すなわち書くベースになる脳内描写もなくなったので、書けなくなったと。そんな感じです。

そして考えたとき、結局はキーパーソンである主人公とヒロインを統一世界観の流れに組み込みたいがために作った面もあるので、無理に書かないほうがいいのではないかという考えに至りました。なので、この世界観で掌編を作ったときに登場する彼らから、キーパーソンになるまでの経緯を話す形にしました。

最後に、比良坂陽光の既婚者ルートの話とR-18版『狐面の月』についてですが、同じく書くモチベーションが綺麗サッパリ抜け落ちたので、こちらも原案段階で終了ということにさせていただきます。なにとぞご容赦ください。